「あなたらしい介護」でよいのです
「介護をがんばろう」という気持ちが積み重なっていくと、次第に「がんばらなくてはならない」という義務感になってしまうことも。その義務感が、どんどん心に負荷をかけていってしまいます。
あなたが倒れてしまうと、介護されている人まで倒れてしまいます。そんな共倒れが起きてしまう前に、ぜひ、「介助や家事をアウトソーシングする」という発想を持ってください。
頼れるサービスには頼りましょう。後ろめたさを感じる必要はありません。これは「頑張りすぎない介護」をするために、とても大切なことです。
最後に私が伝えたいのは、
「あなたができる範囲で介護をすればよい」ということ。そしてあなたの介護に寄せる気持ちへの感謝です。
あなたの日頃の頑張りによって、介護される人、そして看護師や介護士など、多くの人たちが助けられている、ということを、ぜひ知っておいてください。
【参考】
「介護保険の解説 -サービス編 介護事業所・生活関連情報検索」厚生労働省
「レスパイト入院について」独立行政法人国立病院機構七尾病院
村松 拓