退職金プランは要注意

銀行でよく見かけるのは、定年を迎える60代の方をターゲットにした退職金プランです。その名のとおり、退職金での運用をおすすめする商品です。

多くは定期預金と投信信託、外貨預金などの金融商品とセットで販売されています。定期預金の金利は通常の定期預金金利より高く設定されているため、非常に魅力的ですが、同時に投資信託や外貨預金などを購入する必要があります。うまく活用できれば、便利な商品ではあります。

しかし、高金利につられて、よく調べることもせずに投資信託を購入するのは避けたいところです。

このプランを利用する際は、事前に金融機関の商品ラインナップを調べておき、購入したい商品の特性を下調べしてから、窓口のアドバイザーに相談した方がよいでしょう。

投資信託の選び方、何がベストか

実際に購入する投資信託は「債券」ファンドと「株式」ファンドの両方をうまく使い分けたいところです。資産を選ぶのは手間だとお考えの方には、バランス型と呼ばれる債券や株式を組み合わせた投資信託もあります。いずれにしても、複利効果を活かし、長期で運用していきましょう。

債券ファンドは、米国債など、先進国で金利が比較的高い国での運用をおすすめします。債券ファンドは毎月分配型の設定が多いのですが、複利効果を得るために、分配金が出ないファンドを選ぶか、出たとしても再投資を選択しておきましょう。

株式ファンドは、成長の見込みがある国々の株式をメインに投資するのをおすすめします。その際、インデックスファンドを選ぶより、実績のあるアクティブファンドをおすすめします。