漢字テスト1つとってもしっかり読み書きできる子とうろ覚えの子、お手上げの子がハッキリしたと子供の目にも分かってしまったとか…。時間がたっぷりあったからといって、全員が100点を取れるとは限らない現実を垣間見ました。

算数の計算スピードの差に驚く先生

知り合いのママAさんは、算数の時間で起きた驚きの出来事を教えてくれました。Aさんの娘さんは筆者の子供の一人と同じクラスです。学校が再開して2週間経った頃、先生が算数の授業中に計算のテストを行いました。

先生の「スタート」の声で一斉に始めたテストでしたが、すぐに終わったグループと計算に手こずる生徒たちの時間差が思った以上に離れていたのか、先生は驚いた表情を浮かべながら「う~ん、けっこう苦戦した子も多いのかな」と口にしていたとAさんは娘さんから聞いたそうです。

気になった筆者は、子供に算数の授業での出来事を確認してみると「そうだよ。3年生の時のテストよりも解くスピードの差が広がっていたから先生が焦ってた」と口にしたのです。

Aさんの娘さんのように、休校中でもそろばん教室の宿題や課題をオンラインでやり取りして計算力を維持している子もいれば、3カ月間ほとんど勉強しないで過ごした子もいるようです。この差を埋めるには学校の授業だけでは無理がありそうで、子供自身の努力も必要かもしれません。