個人年金保険ってどんなもの?

多くの方が契約している個人年金保険ですが、どのような特徴やメリット・デメリットがあるのでしょうか。

個人年金保険は保険料を払い込むという契約の性格から、半ば強制的に貯めていくことができます。また、年金として支給されるまで資金を確保できるというメリットもあります。基本は生命保険なので、本人死亡時には家族が保険請求することもできます。保険料もまとめて払う場合は割安となりますので、このような点がメリットとして挙げられるでしょう。

デメリットとしては、途中で解約すると元本割れする可能性がある点や、銀行預金のように他の用途で利用できないという点、と考えられますね。

個人年金保険の運用には、将来の年金受け取り額が確定している「定額年金」と、株式や投資信託などの資産運用により受取額が増減する「変額年金」があります。運用する通貨についても「円建て」「外貨建て」などがありますが、現状としては決して返戻率が高くありません。

変額年金の中には、元本割れの傾向にある商品も見かけられます。また、契約期間も長期にわたるため、子育て時期や住宅ローン返済中などは、支払いが負担になることも考えられます。

あくまでも手段の一つとして十分検討した上で利用していくことが大切となるでしょう。