まとめ

「金融資産保有額が100万円未満」という人は、どの世代でも、どれくらい収入があっても一定数いるということがお分かりいただけたかと思います。

日本人の平均収入が含まれる「300~500万円未満」世帯のうち、2~4割は100万円未満の金融資産しか持っていません。また、750万円以上の収入がある二人以上世帯でも1~2割は同様の結果となっています。

しかし、これを逆の視点からみると、5割以上の世帯は100万円以上の金融資産を持っているということになるわけです。金融資産が少ないことに悩んでいる人は、先述の4つの力を身に付けて、お金に対する意識を高めていきましょう。貯蓄へのモチベーションをアップさせ、コツコツと資産を増やしていかれることをおススメします。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参考】
「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する世論調査」金融広報中央委員会「知るぽると」
[単身世帯調査]設問間クロス集計  [二人以上世帯調査]設問間クロス集計
平成30年分民間給与実態統計調査」国税庁
平成30年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」厚生労働省
 

LIMO編集部