家でやるのが性に合わない子どもも

「通信教育って、当たり前のことですけど、家でやるのが基本ですよね。スイミングや英会話など、教室に行けばやる気も出る娘でしたが、自宅で習いごと的なことをするのは嫌だったらしく、なかなか続けることができませんでした。自宅で時間を気にせずできるという手軽さが通信教育の魅力ですが、それが裏目に出るケースもあると思いますよ」(30歳/7歳の女の子ママ)

まとめ

通信教育は、自宅にいながら生活にまつわる基本的なルールや、学習を進めることができる便利な手段。しかし、続かなければ学習効果も上がりませんし、支出も毎月(年払いの場合は毎年)決まった額が発生するので、入会するかどうかは慎重に決める必要があります。お試し教材や事前の体験期間が用意されている場合は、ぜひそれを活用しましょう。

通信教育にメリットを感じている人もいれば、うちの子には合わなかったと回答している人もいましたね。利用するかどうかを決めるときに大切なのは「2つのバランス」です。

  1. 〈子どもの興味〉〈家計〉
  2. 〈通信教育の費用〉〈家計〉

さらに、夫婦で教育費の考え方について事前に議論しておくと、利用の有無を決めるのがスムーズにいくかもしれません。夏休みが近づいてくると、また通信教育の広告が増えてくるでしょう。それぞれの教育内容をしっかり把握し、子どもに合うものを選んであげたいですね。

【参考】
(※1)「子どもの教育資金に関する調査2020」ソニー生命
(※2)「教育産業市場に関する調査を実施」矢野経済研究所 2019年11月28日付プレスリリース

川西 まあさ