コロナを抑え込んだニュージーランドの留学事情〜国境封鎖で教育面・経済面両方のメリットを失うことに

ニュージーランドは2018年、1年間で約12万人の留学生を受け入れました。治安も良く、素朴でフレンドリーな国民、緑豊かな自然環境など、留学生が安心して楽しく学ぶのにぴったりの国です。

そのため、例年、日本人を含め多くの国の若者がやって来ます。留学中、この国に馴染み、皆、ニュージーランドと母国の架け橋となって帰国します。

しかし、今年はわけが違います。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生・拡大したからです。同ウイルスは社会の至るところに影を落としています。留学もその1つ。ニュージーランドと各国の交流が妨げられただけではありません。国内経済にも大きな影響を与えています。

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入国したものの、あっという間に国境封鎖

ニュージーランドでは、新学年は夏休みを終えた2・3月に始まります。留学生は暮らしに慣れるよう、夏休み中に到着するのが一般的です。今年も留学生たちは例年通りのスケジュールでやって来ました。しかし間もなく新型コロナウイルスが、楽しいはずの学生生活を妨げることになります。

人口わずか7万人という筆者が住む小都市でも、毎年留学生をホストしています。大学はないので、留学生は高校生が主です。夏休み中の1月に入国し、2月の頭から留学生活をスタートさせたものの、3月20日には国境が封鎖されました。

これは、ニュージーランド国籍保有者・在住者以外は入国が禁止ということを意味します。国境封鎖は現在も継続中です。

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1998年よりニュージーランド在住。東京での編集者としての経験を生かし、仲間と各種メディアを扱う会社を創設、編集長を務める。
2002年に独立し、本格的に執筆活動を開始する。ニュージーランド航空やニュージーランド観光局の発行物やウェブサイトを手始めに、現在は国内はもとより他の英語圏の国々における環境、ビジネス、子育て/教育、文化、テクノロジーといった分野について、多岐にわたる媒体に寄稿。海外在住日本人ジャーナリスト集団「Global Press」所属。