「日本の高齢者にはお金持ちが多い」といわれています。2019年には”老後2000万円問題”が大きな関心を集めましたが、総務省の資料をみると世帯主が60歳以上の高齢者世帯には2019年時点で平均2285万円もの貯蓄があることがわかります。
一方、「定年までにこんなに貯められるのだろうか」と不安になる人もいるのではないでしょうか。今回は、銀行と上手に付き合って資産形成をしていくポイントをご紹介します。
無職の高齢者世帯の貯蓄は?
2019年時点の全世帯を対象とした平均貯蓄現在高は1755万円でした。無職の高齢者世帯に絞ると貯蓄現在高の平均は2244万円となり、その99%以上が金融機関関連の貯蓄で占められています。