途方に暮れるママたちのエピソード

では、イヤイヤ期とはどのようなものなのでしょうか。ここで、お子さんのイヤイヤ期を体験したママたちの話を聞いてみましょう。

食器をポイ!

「ご飯を食べさせようと口元へ持っていっても食べようとしないとき、『自分でやりたいのかな』と思って放っておくと泣き叫び出します。『やっぱり食べたかったんだ』とまた口へスプーンを運ぶと、『イヤ!』と食器を放り投げて…。要求に応えたいけれど、娘がどうしたいのかまったく分からなくて、食事のたびに憂鬱でした」

気晴らしのつもりのお出かけが・・・

「家にいても終始『イヤイヤ』状態なので気分転換にと外へ出かけるのですが、『抱っこして』と言ったかと思えば『自分で歩きたい』と暴れ出します。で、少し進むと『やっぱり抱っこ』と泣き出して…。言うことがコロコロ変わるのでしょっちゅう立ち往生していて、一向に目的地には着きません。道端で泣き叫ぶ子供と、だんだん大声で叱りつけている自分。気分転換するどころか、家に帰るころには疲れ果ててしまっていました」

「お兄ちゃんみたいにやりたいんだもん!」

「なんでも兄の真似をしたがり、『ボクも同じようにやりたい』と騒ぎます。でも、当然同じようにできるはずもなく…。思うようにならなくてかんしゃくを起こし、手が付けられない状態になってしまいます。長男のイヤイヤ期を経験しているとはいえ、次男は「兄」という比較対象が身近にいるぶん、要求するレベルも高くて…。長男のときよりだいぶエネルギーを使った気がします」

なお、前述の調査によれば、お子さんたちのイヤイヤの表現は、「さけぶ」「いすわる」「あばれる」「にげる」の4パターンが主だそう。まだまだ自分の気持ちを言葉にして表現するということができないだけに、要求をかなえたいという気持ちが、こういった表現になって出てしまうのかもしれませんね。