7月は七夕に願い事をすることもあり、何かと親子で将来のことについて話し合う機会も増えます。短冊に将来の夢を書く子も多いことでしょう。

その「子供たちの将来の夢」に関する調査で、最近取り上げられることが多いのがYouTuber(ユーチューバー)です。将来の夢に関するランキングを参考にしながら、なぜ子供はユーチューバーになりたいのかを見ていきます。

インターネット調査で目立つユーチューバーの躍進

子供の将来の夢に関するランキングには、ざっくり言って作文コンクール系で集計したものとインターネットリサーチの2種類があります。

前者タイプである第一生命の「夏休みこどもミニ作文コンテスト」では、ユーチューバーは上位にランクインしていません。こうした作文系は保護者や学校の先生が目を通すこともあり、子供も”忖度”して本当の夢を書いていない可能性も考えられます。

また、NPO法人日本FP協会の「夢をかなえる」作文コンクールでも、小学生男子のランキングにユーチューバーが登場したのは、2017年度と2018年度でそれぞれ6位。しかし2019年度にはランクインしていません。

一方、インターネットリサーチでは大人の目を気にせず自由に答えられる面があります。ソニー生命調べの「第2回 中高生が思い描く将来についての意識調査2019」では、男子中学生の1位がユーチューバーなどの動画投稿者、女子中学生でも7位になりました。