彼女の映えない姿
しばらくSNSと距離を置いたことで劣等感が和らいだというH さん。すると、Kさんから「最近更新していないみたいだけど元気にしてる?」と連絡がありました。近々里帰り予定があり精神的にも少し余裕があったため、児童館とランチの約束にオーケーしたHさん。すると、彼女の前に現れたのは少しふっくらとしたKさんだったといいます。
「服装は相変わらずおしゃれではありましたが、体形などは私とそんなに変わらず。また、『手のかからないいい子』だと思っていたお子さんは、児童館に入るなり大暴れ。一緒に入ったファミレスでも好き嫌いも激しいようで…あれ?と思いました」
実際に会ったのはHさんとなんら変わらず、育児に必死な女性だった。画面越しに見ていた彼女は自分の勘違いだったのか?と思ったHさんでしたが、帰宅してSNSを開くと驚きの投稿を発見しました。
「Kさんは私とのお出かけを早速アップしていました。ただ、画像は先ほど会った彼女を明らかに修正した写真。そして、暴れて他のお友達に迷惑をかけた事実は『大興奮で自分らしく振る舞う息子』、好き嫌いをしていた食事も『大好物をチョイスして幸せそう』など、一緒にいた人間からすると『そうだっけ?』とツッコミを入れたくなるような表現ばかり。それでようやく『あ、この人普段から事実を映えるように書き換えているんだ』と気づきました」