介護離職は再就職も困難

また、2013年のデータになってしまいますが、厚生労働省が三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社に委託した「仕事と介護の両立に関する労働者アンケート調査」によると、離職した人の半数以上が仕事を続けたかったと回答しています。

(対象:40歳代~50歳代の就労者[正社員の男性1,000人、正社員の女性1,000人]と40歳代~50歳代の介護を機とした離職者[離職前は正社員の男女1,000人]、方法:インターネット上でのモニター調査、期間:2013年1月、有効回答数:2,000件・離職者994件)

また再就職の状況は、49.8%の人が正社員として再就職できていますが、その他はパート・アルバイトや派遣社員として働いており、24.5%が仕事をしていないという結果でした。

これらの結果をみると、介護離職を防ぐ重要性が浮き彫りになっているといえます。