2019年に「老後2,000万円問題」が大きな関心を集めましたが、2020年のコロナショックを機に「仕事やお金のこと、老後や年金のことが心配だ」と改めて感じた人も少なくないでしょう。一方、将来もらえる年金や出費のことがわかれば、早めに対策をはじめることも可能です。
年金はどのくらいもらえるのか
はじめに、年金がどのくらいもらえるのかについて押さえておきましょう。
サラリーマンの年金額は?
民間企業に勤めるサラリーマンは、国民年金と厚生年金の両方に加入しています。厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業年報」によると、厚生年金保険(第1号)の平均年金月額は14万3,761円です。男性が16万3,840円、女性が10万2,558円となっています。
国民年金は?
同資料によると、国民全員に加入義務がある国民年金の平均年金月額は5万5,708円です。男性は5万8,775円、女性は5万3,342円となっています。