月1回の「お金会議」

続いては小学校の先生をしている20代後半のBさん夫婦です。「女性向けマネー誌に書いてあったことをそのままマネしてみたのだけど、意外と悪くないなって思っている」と話すのは、毎月1回のお金会議のこと。

Bさん夫婦は月末最終日の22時から1、2時間かけてお金に関して話し合いをしています。「月1回だから負担が大きくないし、22時からって時間を決めておくと、早く子供を寝かせて家事を終わらせておこうって思って頑張れる。旦那もその日は早く帰るようにしてくれている。そういうお互いの努力が見えるから、絆を深めるという意味でも大事にしていきたい」と言います。

さらに、Bさんにはお金会議を楽しむための秘策があるのだと言います。「お金の話だからってかしこまってやるんじゃなくて、おいしいおつまみを作ってお酒をちびちび飲みながら夫婦2人で話す」のだそう。

「『◯ちゃんが習い事をしたいって』という話から子供の成長をしみじみ感じて、『じゃあ私たちも節約しないとね』と心から思える。お金のことだけじゃなく、話が飛躍して思い出話になったり、グチの言い合いになったり不安を語り出したりもするけど、お互いに素直な気持ちで話せるのかなと思っている」と話してくれました。

なんでも得意な方がやる

「お金まわりのことは得意な方がやると決めている」というのは、30代前半で養護教員として働くCさん。「金融系の仕事をしている夫が貯蓄の管理、私は子供の服やバッグを手作りしたりするのが得意だから節約担当、という感じで自然と分担が決まった」のだそう。