夫婦二人とも自宅で仕事をするようになった家庭も多かったと思います。筆者の周囲では、「テレワークを甘く見ていた」という声を多く聞きました。一見、ワークライフバランスがとりやすい印象もありますが、オン・オフの切り替えに悩んだり、Cさんのように、夫婦のどちらか一人が負担を感じたりするケースが多い、というのが実状のようです。
まとめ
3人のワーママの声、「私と同じ!」と共感してくださった人も多いのではないかと思います。緊急事態宣言は全国的に解除され、徐々に“コロナ前”の日常生活に戻りつつあるものの、COVID-19の感染第二波に警戒しながらの生活はまだしばらく続きます。
既婚女性、とりわけ小さいお子さんがいるママの場合、どうしても家庭の事情を中心に動かざるを得ないケースが多いわけです。仕事と家庭の板挟みになり悩む彼女たち。その負担を少しでも軽くするのは、やはり、家族、特にパートナーの理解が必要不可欠です。また同時に、ワーママ自身が、ワークライフバランスや健康面に気をつけて、自分を大切にしながら働くという意識を持っていくことが必要であるのではないか、と筆者は考えます。
【参考】
「専業主婦世帯と共働き世帯・1980年~2019年」労働政策研究・研修機構
「一般職業紹介状況(令和2年4月分)について」厚生労働省
「主婦1000人に緊急アンケート!”自粛期間前後で求職・就業意欲はどう変わった?” 」しゅふJOBパート
犬養 のぞみ