ワーママたちは苦悩する!
ケース1「コロナで雇い止め」
Aさん(44歳)家族構成:夫・長男(高1)・長女(中2)・次男(小6)
「週4回、1日4時間だけ、コールセンターのオペレーターの仕事をしていました。4月の緊急事態宣言が出たあとは、正社員以外は出勤停止に。フルタイムのアルバイト同僚たちは「お給料の6割補償で、自宅待機」扱いだったのですが、稼働時間が少ない主婦パートたちは全員雇い止め。『経営難のため、次の契約更新はしない』、という連絡をもらいました。
人事担当いわく、『苦渋の決断だったが、生活への影響が少ないであろう“扶養枠”で働く人から辞めてもらうことになった』とのこと。確かに私は一家の大黒柱ではないけれど、月に8万円前後の私のパート代があってこそ、3人の子どもの塾や習い事代が払えていたので…。すぐに次の仕事を探さないと生活がカツカツになっちゃいます」
ケース2「求職意欲が落ちてしまった…」
Bさん(34歳)家族構成:夫・長女(中1)・次女(小3)
「次女が一人でお留守番できそうになったら、再就職すると決めていました。4月からの仕事スタートを考えて就職活動を始めたのが、コロナ流行が本格化する少し前の2月上旬。日を追うごとに、求人サイトから好都合の案件が消えていき、応募企業からの返信率ががくっと下がりました。面接までこぎつけても、『土日や夜のシフトに入れる人が優先』と言われて撃沈。
私のように、近所に親族がいない環境で子育て中の女性って、ある程度『家庭の事情』をくんでくれる会社でないと、働き続けるのは難しい気がします。子どもたちの学校が一斉休校になったのをきっかけに、いったん就活はお休みしました。学校が再開した今、そろそろ仕事を探さなければ…と思いつつ、感染リスクとか、コロナ第二波で学校が再び休校になったときのことを考えると、やる気がおきません」