づぼらや閉店は大阪インバウンドバブル天井のサイン?

なお、言うまでもないことですが、3月に発表された2020年の公示地価には、一連のコロナ騒動の影響は一切反映されていません。大阪インバウンドバブルを牽引してきた来阪外国人観光客がほとんどいなくなって回復の見込みもない現在、来年発表される2021年の公示地価がどの程度影響を受けるか注目されます。

づぼらやの閉店が短期間に公示地価へ直接的な影響を及ぼすとは考え難いですが、づぼらやの閉店が地価天井を示すサインだった可能性はありそうです。今後の公示地価から目が離せません。

参考

「道頓堀1-6-10」(づぼらや)の公示地価の推移(1㎡当り、万円) カッコ内は増減率(前年比)

  • 2010年:196
  • 2011年:179(▲8.6%)
  • 2012年:171(▲4.4%)
  • 2013年:171(±0%)
  • 2014年:184(+7.6%)
  • 2015年:202(+9.8%)
  • 2016年:283(+40.1%)
  • 2017年:400(+41.3%)
  • 2018年:510(+27.5%)
  • 2019年:650(+27.5%)
  • 2020年:805(+23.8%)
  • 2021年:?

【参考資料】大阪府地価情報ホームページ

葛西 裕一