また、小売り株では前日爆騰した西松屋チェーン(7545)が反落し、セブン&アイ・ホールディングス(3382)とローソン(2651)も大きく値を下げています。

さらに、ハイテク株は高安まちまちでしたが、日立製作所(6501)やパナソニック(6752)が大幅安となりました。

その他では、金融株に反発の兆しが見えず、三井住友フィナンシャルグループ(8316)や野村ホールディングス(8604)が冴えない値動きとなり、三菱地所(8802)など不動産株も総じて不振となったことが目を引きました。

一方、月次販売(売上動向)を材料に小売り株の一角が買われ、しまむら(8227)が一時+8%高に迫る急騰となり、ニトリホールディングス(9843)も大幅高で上場来高値を更新しました。

また、前日に突然、今期の業績見通しを公表したスギホールディングス(7649)も大きく値を上げて上場来高値更新となりましたが、ツルハホールディングス(3391)など他のドラッグストア株は総じて下落しています。

その他では、全メニューの税込み価格の端数を7月からゼロ(50円もしくは0円)に統一すると発表したサイゼリヤ(7581)が、実質的な値上げ効果が見込めるという期待から買われ、一時+4%高に迫る大幅上昇となったのが注目されました。

葛西 裕一