「困った上司」の対応術
では、この「困ったさん」たちの部下として仕事を続けるために、私たちがとるべき対応について考えてみましょう。
「さらに上の管理職を味方につける」
直属の上司のことで困ったら、さらに上の管理職の力を借りると解決しやすくなります。相談を持ちかけてもいいですし、仕事の案件に関わってもらってもいいです。それにより、直属上司の理不尽な横行を抑制できるでしょう。変化がなければ直属上司をあてにせず、上の上司の指示や協力を仰ぎながら仕事を進めてしまうのも一手です。
「思い切って対峙する」
黙って従うだけでは、上司の勝手な行動は延々と繰り返されてしまいます。時には毅然とした態度で対峙することも必要です。人当たりの良い部下ほど「少しくらい無理を言っても平気だろう」とターゲットになりやすいようです。
「無理に付き合わない」
ある意味、これが一番無難かもしれません。距離を置きたい上司には、ちょっとした雑談でも、最低限のやりとりを基本に。話題を広げずドライな反応で終わらせるのが得策でしょう。ランチやアフターファイブのお誘いも無理に付き合う必要はありません。「断ると今後の人間関係に響きそう…」と不安に思う人もいるかもしれませんが、一度誘いに応じると、高確率で再びお誘いがかかります。「ランチ時間はeラーニングやってるんですよ~」「退社後はジムに通ってます」と宣言しておくなど、あらかじめ誘いづらい雰囲気を出しておくのも効果的です。