結婚式やお葬式など冠婚葬祭の出費は、ばかになりません。家計のやりくりが厳しいときには「できるなら節約したい」と思うこともあるでしょう。しかし、ご祝儀や香典が他の人より明らかに少ないとなると、相手から良く思われないかもしれないという不安もありますよね。では、最近の平均金額はどれくらいなのでしょうか?
お葬式の香典・結婚披露宴のご祝儀の相場は?
終活サービスを提供する株式会社鎌倉新書の「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」では、直近2年以内にお葬式を行った(携わった)経験がある全国40歳以上の男女を対象に、葬儀をめぐる諸々の費用について調べています(2020年2月調査、有効回答数:2,000件)。
その結果、会葬者からの香典の合計は平均で71.1万円で、会葬者の平均人数は55人(遺族を含む)。これをもとに1人当たり金額を計算すると1万3000円弱になります。
故人との関係で見ると、まず親族の場合は、親や祖父母、兄弟姉妹の葬儀の場合、自分の血縁か配偶者の血縁かに関わらず、4割以上が「香典を出していない」という回答。特に自分の親の場合は6割超が香典を出していません。なお、関係別に最も割合の多い金額帯は次の通りです。
- 自分の親:10万円以上、配偶者の親:5万円以上10万円未満
- 自分の祖父母:1万円以上2万円未満、配偶者の祖父母:1万円以上2万円未満
- 自分の兄弟・姉妹:5万円以上10万円未満、配偶者の兄弟・姉妹:1万円以上2万円未満
- その他の親戚:1万円以上2万円未満