身につけたい「怒りのコントロール法」

あなたが上司だったとします。部下から意見があり、それがあなたの考えと異なっていた場合どうするでしょうか?

ここはぜひ、相手の主張を一旦受けとめてみましょう。「なるほど、確かに君の発想は一理ある。もう少し詳しく話を聞かせてくれないか?」と興味を示すのです。その意見が結果的に採用されなかったとしても、上司と部下の意見交換が活発になり、お互いの考えの違いを受け入れやすい雰囲気が作れるようになるかもしれません。

とはいえ、多忙な管理職が部下の意見すべてに耳を傾けていたら身が持たない可能性も。そんな場合におすすめしたいのが「アンガーマネジメント」。怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。

「怒らないこと」が目的ではなく、「怒る必要のあることは上手に怒る」「怒る必要のないことは怒らなくて済むようになる」ことが目標。近年は社員研修の一つとして導入する企業が増加中です(※)。

上司と部下では社内での立場が違いますので、同じ問題にも異なる見解を示すことがあって当然。それを前提として接していければ、部下の意見に対して感情的に反応をしてしまうことも抑えることができるのではないでしょうか。

(※)参考:「アンガーマネジメントとは」一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ホームページ