事業再開枠の設定

さらに、事業再開枠というものができました。ものづくり補助金と小規模事業者持続化補助金では、補助金の合格者が事業の再開を行うにあたり、新型コロナウイルス感染拡大防止策として必要な、次のような対策のための費用補助が最大50万円受けられるようになりました。しかも10/10の補助率、つまり満額補助されます。

  • 除菌剤の噴霧装置やオゾン発生装置、紫外線照射機などの消毒設備の導入、消毒作業の外注、消毒液・アルコール液の購入
  • マスクやゴーグル、フェイスシールド、ヘアネットの購入
  • 清掃作業の外注、手袋やゴミ袋、石けん、洗浄剤、漂白剤の購入
  • アクリル板や透明ビニールシート、防護スクリーン、フロアマーカーの購入や施工
  • 換気扇や空気清浄機などの換気設備の導入、施工
  • クリーニングの外注、トイレ用ペーパータオルや使い捨てアメニティ用品の購入、従業員指導等のための専門家活用、体温計・サーモカメラ・キーレスシステム・インターホン・コイントレー・携帯型アルコール検知器などの購入
  • 従業員や顧客に感染防止を呼びかけるポスターやチラシの印刷費

特定業種を支援

小規模事業者持続化補助金では、屋内運動施設とバー、カラオケ、ライブハウス、接待を伴う飲食店といった3密になりやすい施設(これらを特例事業者といいます)については、さらに50万円を上乗せして補助されるようになりました。

補正予算により、これまでの定番補助金がかなり拡充されてきています。関心のある方は、補助金に詳しい税理士や中小企業診断士に相談してみてはいかがでしょうか。

中野 裕哲