意欲的にお手伝い。お金に対する態度にも変化が…
「お手伝いをしてくれたら1回まわしてOK」と伝えたところ、「やる!」と前のめりでお手伝いをしてくれるようになりました。導入前はマンガやゲームに夢中で「やりたくない」と言われるか「気分じゃない」などと断られていたのに、驚くべき効果でした。今では「今日は何回まわせるかな?」と楽しそうにお手伝いに取り組んでくれています。
筆者は、お手伝いは無理やりさせたら意味がないという考えであり、できれば自ら進んでやってほしいとも思っています。お手伝いへの意欲アップや対価としてもらえるお金のありがたみを教えるために採用した方法でしたが、我が家の子どもに関して言えば、有効だったようです。
お金の管理や計画性という面に関しても、“お駄賃ガチャ”を取り入れてから、おこづかい制のときには見られなかった変化が子どもの態度に表れてきました。それは、手に入れたお金を“大切に”扱うようになったこと。あと何回お手伝いしたらガチャが回せて、自分の欲しいものの金額に届くのか。どうやら今では、計算しながらお手伝い・貯金をしているようなのです。
「金銭管理」という改まった言葉とは程遠いのかもしれませんが、「お金をどのようにして貯め、どのように使うか」を自分で考えるきっかけとなり、楽しみながら自然にお金の勉強が進むという、我が家にとって大きなメリットになりました。
おこづかい帳は相変わらず放置されたままですが、もらったらすぐ使ってしまうことがなくなったため、それはそれで良し、と割り切っています。