同じような状況で、アルバイトに行く気が失せたことも何度もありました。さすがにアルバイトは気力を振り絞って行きましたが、家に帰宅した時の部屋の汚さにゲンナリ。次の日の朝には、友達との約束をドタキャンしたときと同じように、1日何もやる気が起きない状態に。

今振り返ると、部屋が汚い→掃除をしなきゃ→面倒くさい→掃除をしないだらしない自分に対しても自己嫌悪→何事にもやる気をなくす→結局掃除はしない、といった悪循環にハマっていたと思います。掃除をしないことで、交友関係やバイトをすべてシャットダウンしそうになっていたのです。

家事代行サービス利用で収入アップのケースも

筆者の友人Aは週に1度、掃除を行ってもらうべく家事代行サービスを利用中。有名企業でバリバリ働くAは、これまで土日のどちらかが家の掃除と片付けに追われて1日が終わっていることが多かったそう。

しかし、2年ほど前から「掃除をする時間をお金で買う、買った時間を自分への投資に回す」という考え方にシフト。1回の依頼は2時間で約5千円なので、単純計算で1カ月だと2万円、1年間だと24万円です。それなりの支出があるように感じますが、友人は浮いた時間を仕事で必要な英語の勉強や読書、習い事や交流会参加などに充てたそう。

その結果、友人は今年の春に転職し、年収がアップしました。友人は「年収が上がったことより、自由時間が増えたから外に出て誰かと会ったり新しい趣味もできたりした。家がキレイだからなのか掃除ストレスから解放されたからなのかはわからないけど、結果として仕事の生産性やモチベーションが上がった」と言います。