そして年も明け、春も近づいてきた頃のある日、当時仲良くしていたキッチン担当のMさんから、Yさんの近況を聞く機会がありました。実はYさんは近々結婚が決まりそうだ…というのです。それでお祝いをどうしようか、というような相談でした。そしてさらに話を聞くと、Yさんに彼氏が出来たのが昨年の秋頃で、お互い30代ということもありとんとん拍子に話が進んだ…というのです。

Yさん自身の私生活が充実し、心の余裕がうまれたことで筆者への嫌味が落ち着いたのかもしれない…と、想像していました。しかし他の主婦パートではなく、なぜ筆者がターゲットになったのか…それはいまだに分かりません。

あくまで筆者の想像ですが、件のゴールデンウィーク休暇を頂く直前に、お店のアイドル時間(中休み時間)を狙って差し入れを持っていったことがありました。滞在時間は5分となく、差し入れだけ置いてお暇させてもらったのですが、子どもを同伴していったのです。

これが引き金だったのかもしれません。子どもを連れて行ったことで、職場に家庭のにおいを持ち込んだことが原因なのかも…と、想像してみたのですが、真相はどうだったのか今となっては知る由もないのでした。

まとめ

誰もが多少なりとも、他人に対する嫉妬を胸の内に抱えているでしょう。しかし、それをあからさまに表面に出すことは、大人として、そして社会人として誇れる行動なのか…と思うのです。

このようなマイナスの感情、筆者自身も当然心に溜まってしまうことはありますし、対処に苦慮する場面も多々あります。ですが、自分なりに上手に向き合い対応していく術を身に付けたいと思っています。

もしYさんと再びお会いすることがあれば、お互い笑顔で挨拶を交わしたい…そう願っています。

白藤 さつき