尖閣奪取の強行シナリオを描いた論文が発表される

このような状況下、ワシントンD.C.にあるシンクタンク「戦略予算評価センター(CSBA)」から5月19日、”Dragon Against the Sun: Chinese Views of Japanese Seapower”と題する論文が発表された。

同論文は、中国の海洋覇権が進むなかで、中国海軍と海上自衛隊の能力を比較し、中国が日本に対して優越感を高め、軍事力を含めあらゆる攻撃的な行動に取ることにためらいを感じなくなると警告している。

そして、本論文では、中国が4日以内に尖閣諸島を奪取する強行シナリオが具体的に描かれている。そのシナリオは以下のようになっている。

  1. 海上保安庁の船が尖閣海域で中国海警の船を銃撃し、その後、中国海軍の護衛艦が日本側へ報復的な攻撃
  2. 日中両国が尖閣海域を中心に戦闘モードに突入 中国空母などが宮古海峡を通過し、日本側が追跡
  3. 日本の早期警戒機とF15戦闘機が東シナ海の上空をパトロールするが、中国軍がそれらを撃墜
  4. 緊張が拡大し、とうとう那覇空港を中国が巡航ミサイルで攻撃
  5. 米国が日米安保条約に基づく協力要請を拒否 米大統領は中国への経済制裁に留まる
  6. 宮古海峡の西側で日中による短期的かつ致命的な軍事衝突が勃発
  7. 米軍はそれを観察したままで依然として介入せず 米軍が介入しないことを中国軍が理解し、米軍の偵察機が嘉手納基地に戻る
  8. 最初の衝突から4日以内に中国が尖閣諸島に上陸・奪取