SNSの取り扱いにも要注意

ひと昔前、ママ友との軽いおしゃべりの場というと、道ばたでの井戸端会議や、一対一のメール交換でした。しかし、最近ではLINEを始めとするSNSが主流。時間と場所を問わず複数名でのやりとりが手軽にできる反面、トラブルや悩みの種にもなりやすいようです。

前述のアンケートにおいても、「既読スルーしたら、陰口を言われ、後日自分を外したグループが存在していることを聞かされた」「役員のグループで案を出し合っていて、ある案に反論したら嫌われてしまった」など、といった意見が聞かれたとのこと。

SNSは他のママとの情報交換や交流だけではなく、事務的な連絡にも役立つツールでもあります。感情にまかせて一方的にグループを退会したり、「ママ友とはSNSでは繋がらない」と決めてしまうことは、少し考えてみたほうがよいかもしれません。

ママ同士の関係がギクシャクするだけではなく、子どもの友達関係にまで影響が出てしまう可能性が。特に小学校中学年あたりまでは、子ども同士の遊びの約束や、学校行事の準備などで親の出番がちょくちょくあります。「ママ同士の付き合いは、親子同士の付き合いだ」くらいの意識を持っておくほうが無難かもしれませんね。

苦手なグループやママとは徐々に離れていくのがベターでしょう。極端な態度で拒絶したり断ったりせず、「仕事で忙しい」「姑の通院に付き添っている」などのあたりさわりのない事情を伝えて、違和感なく関わりを減らしていくことをおすすめします。