パターンごとに見る『困ったママ友』
次に、ママ友ワールドにあるあるの「困った」エピソードをご紹介しながら、「困ったママ友」の行動パターンを3つに分けてみていきたいと思います。
モンペママ
幼稚園や小学校などは、厄介なママと遭遇しやすい場所のひとつ。なかには、「気に入らない先生を教育委員会に訴えているママがいた」「毎日、幼稚園の先生に『うちの子、今日はどんな様子でした?』と細かく聞くママがいる」と驚いた人もいるようです。
このような無理な要求をするモンスターペアレントは、先生だけでなく他のママを巻き込むケースも珍しくありません。「『発表会の主役、うちの娘と代わってくれない?』と聞かれた」「『一緒に先生に文句を言おう』と誘われた」など、対応に困る依頼を受ける可能性もあります。なかには、「給食がマズすぎる。校長に言っても改善されないから、みんなで教育委員会に訴えよう」という強者も。
とはいえ、同じ園や学校に通っている以上、一方的に無視をするわけにもいきません。「そんなの無理です!」と強く否定すれば、かえって逆上させてしまうリスクもあります。相手を刺激しないよう少しずつ距離を置いていき、できるだけ関わらないようにしたほうがよいかもしれませんね。
マウンティングママ
園や学校に対してではなく、周囲の人を直接困らせるママも存在します。とくに多いのは、「自分の方が上だ」とアピールしてくるマウンティングママ。夫の職業や年収、子ども成績や特技などの自慢によって、不愉快な思いをさせられるケースも少なくありません。
また、自慢ではなく「私の方が大変な毎日を送っている」「わが家の方がハードスケジュールだ」といった大変アピールをするママも存在します。マウンティング癖のあるママは、何かにつけて「私の方が…」と張り合う傾向があるようです。
このようなママ友を相手にする際は、同じ土俵に上がらないことが大切です。「すごいですね」「さすがです」といった言葉を並べておけば、話を流しやすくなります。その後は、さらっと別の話題に移るのもいいでしょう。
ただし、会話をするだけでもストレスを感じるようなら、無理に付き合わず、挨拶をすませたら用事があるフリをしてその場を去るのも、1つの選択肢かもしれません。
詮索ママ
いつの時代も「とにかく他人のことを知りたがる」タチの人っているものです。ママ友の世界でも詮索好きママに辟易…という話をよく聞きます。
「子どもを通じて、クラスメイトたちのテストの点数を聞き出し、『うちの子は○○くんより良い点数だったのに、通知表の評価が低いのは納得できない。えこひいきだ!』と学校に乗り込んでいった人がいて驚いた」「ネットで他のママのマンションの家賃や分譲価格を調べ、『家庭のレベル』をランク付けするママがいる」「イジメ被害で不登校だった子の転校先を、幼稚園時代のママ友ネットワークを駆使して突き止め、愉快そうにLINEグループで情報共有するママがいた」など、困ったさんレベルを通り越して、悪意まで感じるエピソードも。