また、医薬品株では、蚊などが発生する季節を迎えても電車・バスや飲食店での窓開けが実施されることから、虫ケア用品大手のアース製薬(4985)とフマキラー(4998)が揃って年初来高値を更新し、アルコール除菌剤の大幸薬品(4574)も再び年初来高値更新となっています(アース製薬の終値は下落)。
その他では、機械株でキーエンス(6861)、SMC(6273)、ダイフク(6383)の3銘柄が連日で上場来高値を更新したのが目を引きました。
一方、株価上昇が続いたドラッグストア株が売りに押され、スギホールディングス(7649)、ツルハホールディングス(3391)、マツモトキヨシホールディングス(3088)などが大幅安となりました。
また、小売り株では連日で上場来高値を更新していたニトリホールディングス(9843)も高値更新後に急反落となっています。
その他では、取引時間中にプロ野球読売ジャイアンツの選手2名が新型コロナウイルスに感染したことが報じられ、予定されていた練習試合が中止に。これを受けて、巨人軍の本拠地である東京ドーム(9681)が急速に値を下げたことが注目されました。ただ、終値は▲1%超安に止まっています。
新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)がEC関連で物色され、取引時間中に4日連続の年初来高値更新となり、終値は公開価格を大きく上回りました。
葛西 裕一