「何も調べないで勝手にミーティングをセット。私やさらに年上の先輩と部長を急に呼び出し、『これってどうしたらいい感じですかね?』って丸投げされたときにはブチ切れそうだった。『あなたはどう思うの?』と聞いても、『え?いや、わかんないから教えてほしいんです』と言われ、参加した3人は呆れ顔だった」と言います。

「部長が『ちょっと順番が違うよね、自分で調べた?』って聞いても『調べるよりわかる人に訊いたほうが早いんで』と開き直っていて、呆れるのを通り越して笑ってしまった」とのこと。

30歳を超えても、子どものようなことを言う人もいるものです。人の時間を使っているという感覚がないのでしょう。最低限、自分で調べたうえで解決策を考えてきてほしいものです。

給料が少ないのに仕事はキツイ

建設関係の会社で働くFさん。「うちは典型的なブラック企業」と話します。

「一応管理職だけれど、収入は本当に少ない。管理職だから残業代もつかないし、大した権限があるわけでもない。まさに名ばかり管理職。残業の多い後輩には普通に収入面で負けていると思う」とのこと。

Fさんは「ウツでやめる同僚も多いし、メンタルが強い人しかやっていけない。仕事のデキというよりは上の人とうまくやれるかどうかで社内の立ち位置が変わってくる。もう正直やめたい」と話してくれました。

仕事に見合ったお給料をもらえなければ、仕事のモチベーションが下がるのも無理はないこと。退職を真面目に考えているというFさんの気持ちがわからないでもありません。

おわりに

思わず「こういう人いるな」と思う事例もあったのではないでしょうか。働くうえで全くストレスを感じないという人はほとんどいないとは思いますし、ある程度のストレスは「仕事だから仕方ない」と割り切れるものかもしれません。しかし、あまりにストレスがかかると精神的に疲弊してしまいます。そうなる前に手を打ちたいものですね。

大塚 ちえ