緊急事態宣言により食料品のまとめ買いが急増

緊急事態宣言が発令されたことで、外出の自粛をする人も増えました。食料品の買い物は不要不急の外出ではないにせよ、できるだけ回数を減らそうと考えた人も少なくありません。

7都府県への緊急事態宣言の前後で「食料品の購入点数について普段と違いはありますか?」と質問をしたところ、緊急事態宣言前は「まとめ買いをせず、都度購入」が24.5%だったのに対して、宣言が発令された後では8.9%と15.6ポイントの減少となりました。

逆に「おおむね3日間程度の食品を購入」が発令前は22.9%、発令後は31.3%と8.4ポイントの増加、「おおむね1週間程度の食品を購入」が発令前は13.0%、発令後は21.5%と8.5ポイントの増加となりました。

巣ごもり消費でインスタント食品や冷凍食品が人気に

外出自粛によって家の中で過ごす「巣ごもり消費」も話題になりました。食料品に関しては、COVID-19を意識して購入されたものもありました。その中で緊急事態宣言の発令の前で後で大きくポイントを伸ばしたのが「インスタント食品」です。

COVID-19を意識して購入されたものについて(出典:㈱ONE COMPATHの調査より)

発令前では22.4%だったものが、発令後には36.0%となり、13.6ポイントの伸びとなりました。ついで冷凍食品とレトルト簡便食品が10.9ポイント、お菓子が5.8ポイント、缶詰・瓶詰が4.9ポイントの伸びという結果になりました。家で過ごす時間が長くなったので、簡単に作れる物、長期保存ができる物が買われるようになったことがわかります。