キャッシュレス派の貯蓄額は現金派の2.4倍!?
ところで、先述の回答では、「お得に買い物ができる」「お金の管理がラク」と回答した人の合計は34%でした。その一方で、「キャッシュレスにするとお金を使い過ぎてしまいそうで怖い・・・」と躊躇している人も多いと思われます。実際はどうなのでしょうか?
株式会社ジェーシービー(JCB)が全国の20~69歳の男女1000人に対して実施した「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2019」の調査結果から、貯蓄額の増加状況を見てみましょう。
「昨年一年間で増やせた貯蓄額の平均」
全体…57.2万円
キャッシュレス派…83.2万円
現金派…34.2万円
貯蓄額がより増えているのは、実はキャッシュレス派。しかも、現金派と比べて2.4倍も貯蓄額を増やしていることがわかります。さらに、こんな調査結果も。
「新年度の貯蓄目標額の平均」
全体…257.2万円
キャッシュレス派…325.4万円
現金派…178.3万円
なんと、貯蓄目標額もキャッシュレス派の方が多いという結果に。こちらも現金派に比べて1.8倍と大きな差があります。
これらの調査結果からは、「キャッシュレス派」のお金に対する意識の高さをうかがうことができます。これは、新しい社会の流れに乗れる柔軟さなどとも関係があるのかもしれません。
また、クレジットカードとQR・バーコード決済でポイントの還元先をまとめ、還元率をアップさせる、といったひと手間。日頃のこうした心がけが、無駄づかいを防ぎ、お金への意識を高めているとも考えられますね。