緊急事態であぶりだされたモラルのギャップ
Nさんは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行をきっかけにママ友との付き合いを見直すことに決めた1人です。Nさんの住む区は緊急事態宣言をうけて、保育園が原則休園となりました。そこで近所に住むママ友から驚きのお願いが。「なんでも自分の仕事はテレワークができない職種だけど、保育園が休園なので代わりに子どもを見てくれないかと…。自分の親は高齢で感染が心配だから頼れないといわれました。私にも自分の子どもがいますし、テレワークできる仕事だからといって、とても他人の子まで面倒見きれません。」あまりに自分勝手な言い分に自粛解除後はこれまでのような親密な関係は解消しようと心に決めたそうです。
このように親しい人とのモラルのギャップがあぶりだされた今回の事態。平常時はなんとなくそのままにしてきた、相手に対する違和感やモヤモヤに結論を出すきっかけとなったかもしれませんね。
【参照】
NTTドコモ モバイル空間統計「緊急事態宣言前後における全国主要都市の人口変動分析」
綾瀬 あろは