その他では、緊急事態宣言の解除に伴う人の移動増加期待から、株価下落基調が続いていた輸送株が買い戻され、日本航空(9201)が+10%高に迫る爆騰となり、ANAホールディングス(9202)も+8%高に迫る急騰となりました。

また、西日本旅客鉄道(9021)、東日本旅客鉄道(9020)、東海旅客鉄道(9022)などJR株も大きく買い戻されています。

さらに、旅行代理店大手のエイチ・アイ・エス(9603)は一時+11%高に迫る爆騰となりました。

その他、外食株の一角にも見直し買いが入り、日本マクドナルドホールディングス(2702)は再び年初来高値更新となっています。

一方、新型コロナウイルス感染症の治療薬の本命と目されていた「アビガン」への期待が急速に減退し、富士フイルムホールディングス(4901)が一時▲4%超安の大幅下落となりました。

また、一連の“巣ごもり生活”関連株も旬を過ぎたと見なされ、とりわけ、夫婦の共有時間が減るという見方からコンドームのオカモト(5122)や相模ゴム工業(5194)が大きく値を下げています。

新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が急騰して3日続伸となり、メドレックス(4586)はストップ高の大爆騰で引けました。また、メルカリ(4385)は終値で再び公開価格を上回っています。

葛西 裕一