ネクタイはタンスの肥やし? 激減した需要にテレワークが追い打ちか

テレワーク定着で需要はさらに減少?

さて、クールビズ導入を契機に需要が激減したネクタイですが、そうは言っても、一定のニーズはあります。実際、1年の半分以上(10月~4月)はクールビズ期間ではありませんし、1年を通してクールビズを実施している企業はまだ少数だと思われます。また、商談、会議、面接などでネクタイ着用が事実上、必須であるケースも少なくないはずです。

もうこれ以上、需要が減ることはなく、底打ちしたと見ることができるでしょうか?

筆者は、ここからもう一段、非常に大きな減少局面を迎えると予想します。最大の理由は、テレワークの普及です。今般のコロナ禍で多くの企業が導入した在宅勤務(テレワーク)は、今後も相当の割合で定着する可能性が高いと思われます。

テレワークの中で、ZoomやSkypeなどを用いて会議を行った人も多いでしょう。その際、皆さんはどのような服装でしたか? 中には、ビシッとネクタイを着用した人もいるでしょうが、ほとんどの人はカジュアルな格好だったのではないでしょうか。

一連のコロナ禍はまだ収束していませんが、必ずしも毎日出勤する必要がないことが認識されたと考えられます。このテレワークが年々定着していけば、ネクタイの所有本数はさらに減っていくのではないでしょうか。

仕事用のネクタイは、1~2本あれば十分であることを深く実感させられた気がしてなりません。

葛西 裕一

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。