実は、アメリカではCOVID-19の影響で経営が厳しくなっている病院が増えています。人々が医療機関に行くことを恐れ、ERやCOVID-19の治療に関係のない部門の診療収入が減ってしまった上に、キャッシュ・カウである心臓手術や脳手術の件数が極端に減ったダメージが大きいようです。

アメリカでは、彼らのような安定が約束されたエリートパワーカップルですら経済的打撃を受けるようになってしまいました。

ウォール・ストリート・ジャーナル(※2)では「経済予測を行うコンサルティング会社の英オックスフォード・エコノミクスは、3月後半のレイオフが反映される4月の雇用統計について、ビジネスサービス分野(弁護士、建築士、コンサルタント、広告専門職など)が340万人減るほか、必須業務以外の医療従事者が150万人、情報分野(メディア、通信など)が10万人減少するとの予想を示した」と、高学歴、専門職、高所得者の失業時代の予測を報じています。