寿命が延びる中、「定年」というライフイベントは人生において、厄介なものになりつつあるというのが実態ではないだろうか。寿命が80や90歳まである人が増える中で、「60や65歳で定職がなくなるなんて」とお考えの方も多いかと思う。
今回は、そうした定年後のお金の使い方について考えてみたいと思う。退職金がある人はどの程度もらっているのか。また、そうしてできた老後資産をみんなどのように運用しているのかについて厚生労働省や総務省の最新データを見ながら、考えていきたい。
退職金をみんないくらもらっているのか
厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」によれば、退職金の金額は以下の通りだ。
ここでは、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)、高校卒(管理・事務・技術職)、高校卒(現業職)の3つに分けてみていきたい。
勤続年数により、退職金の金額は異なるが、ここでは、勤続35年以上をベースに見ていくことにする。
退職一時金制度のみ
大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1897万円
高校卒(管理・事務・技術職):1497万円
高校卒(現業職):1080万円
退職年金制度のみ
大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1947万円
高校卒(管理・事務・技術職):1901万円
高校卒(現業職):1542万円
著者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか・日本生命保険相互会社出身の村岸理美などを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
執筆・編集した記事は、累計で1億PVを超える実績があり、Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。老後の生活設計、年金制度の最新動向、ライフイベントに備えた資産形成などに強みをもつ。
メンバー全員が【1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)】【2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)】【CFP®資格】【一種外務員資格(証券外務員一種)】などの専門資格を保有し、実務から得た知識をもとに、複雑なお金の問題を「わかりやすく、正確に」伝えることに注力している。
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