定年後のお金事情、みんな退職金をどう運用しているのか

FamVeld/Shutterstock.com

寿命が延びる中、「定年」というライフイベントは人生において、厄介なものになりつつあるというのが実態ではないだろうか。寿命が80や90歳まである人が増える中で、「60や65歳で定職がなくなるなんて」とお考えの方も多いかと思う。

今回は、そうした定年後のお金の使い方について考えてみたいと思う。退職金がある人はどの程度もらっているのか。また、そうしてできた老後資産をみんなどのように運用しているのかについて厚生労働省や総務省の最新データを見ながら、考えていきたい。

続きを読む

退職金をみんないくらもらっているのか

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」によれば、退職金の金額は以下の通りだ。

ここでは、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)、高校卒(管理・事務・技術職)、高校卒(現業職)の3つに分けてみていきたい。

勤続年数により、退職金の金額は異なるが、ここでは、勤続35年以上をベースに見ていくことにする。

退職一時金制度のみ

大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1897万円
高校卒(管理・事務・技術職):1497万円
高校卒(現業職):1080万円

退職年金制度のみ

大学・大学院卒(管理・事務・技術職):1947万円
高校卒(管理・事務・技術職):1901万円
高校卒(現業職):1542万円

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX