また、三越伊勢丹ホールディングス(3099)など百貨店株も買い戻されましたが、上昇は限定的だったようです。
さらに、営業再開の店舗でアルコール消毒剤の設置が事実上義務化されることから、大幸薬品(4574)やアース製薬(4985)など医薬品株の一角が大きく値を上げ、前日に1-3月期の大幅増益決算を発表したユニ・チャーム(8113)もマスク需要の増大期待などから大幅高となりました。
その他では、自動車株にも買戻しが継続し、生産能力削減が報じられた日産自動車(7201)が一時+6%高まで急騰し、マツダ(7261)も一時+7%超高の急騰となったのが目を引きました。
一方、前日に今期業績(2021年3月期)の大幅減益予想を公表した三菱地所(8802)が一時▲10%安に迫る暴落となり、終値も▲9%弱安の急落となりました。
また、前日に上期業績(1-6月期)の大幅赤字転落と「ロイヤルホスト」「てんや」など約70の不採算店舗閉鎖を発表したロイヤルホールディングス(8179)が一時▲13%安に迫る暴落となったことが注目を集めたようです。
新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が商いを伴って大きく値を上げ、そーせいグループ(4565)も急騰しました。一方、ブランジスタ(6176)は冴えない値動きのまま下落しています。
葛西 裕一