コロナによる「意図せぬ人口増加」コンドーム使用減の新興・貧困国では懸念、日本は?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の勢いが世界規模で拡大しており、なかなか収束の目途が立たない状況にあります。一部の国では外出禁止を解除するなど、徐々に経済活動を取り戻そうとしていますが、解除後に感染者数が再び増加する傾向も多々見られます。

新興国・貧困国での感染爆発と死者数増加が懸念される

なお、筆者がこの原稿を書いている時点では、世界の感染者数は約435万人、死者数が約29万7,000人まで達しました。世界規模で感染が本格化し始めてから3カ月。既にこれだけの数値であることを勘案すると、少なくとも年内はまだまだ増加が続くと見ていいでしょう。

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特に、現時点での死者数(約30万人)は、発生源の中国を除くと、欧米諸国の占める割合が非常に大きいのが特徴です。

逆に言うと、COVID-19以前から医療体制が整っていなかったアジア・アフリカ・中南米を中心とした新興国や貧困国の割合はまだ小さいままです。これら地域は人口も多いため、今後、感染爆発が起きるという懸念は拭えません。

また、いまだ決定的なワクチンが開発中であることを考慮すれば、感染後の治療がままならない貧困国での死者数が飛躍的に増えるのは容易に推察できます。

これから“意図せぬ”人口増加問題が起きる?

しかしながら、貧困国での死者数の爆発的な増加が懸念される一方で、逆に人口の大幅増加に警鐘を鳴らす見解も少なくありません。“えっ!COVID-19の影響拡大でなぜ人口が増加するのか?”と疑問を持つ人もいるでしょう。

結論から言うと、これは避妊具(主にコンドーム)や避妊薬(主にピル)の使用減少によるものです。たとえば、インドネシアなど一部の国では、政府高官が“意図的でない”ベビーブームによる人口増加に対して懸念を示しているのです。

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国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。