逆に、他の自動車株が大きく売られ、マツダ(7261)、ホンダ(7267)、三菱自動車(7211)が終値で▲3%超安となり、トラックメーカーの日野自動車(7205)は急落しました。
また、足元の売上状況や決算内容が厳しい百貨店株も一斉に売られ、三越伊勢丹ホールディングス(3099)が一時▲9%弱安まで急落し、高島屋(8233)と丸井グループ(8252)も一時▲5%安の急落となり、J. フロント リテイリング(3086)も大幅安となりました。
その他では、三井不動産(8801)などの不動産株、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの金融株も大きく値を下げたことが目を引きました。
一方、緊急事態宣言が解除された後でも宅配需要が拡大するとの観測から、SGホールディングス(9143)とヤマトホールディングス(9064)が買われ、揃って年初来高値を更新しました。
また、ハイテク株ではNEC(6701)が続伸となり、アドバンテスト(6857)やローム(6963)も大幅高となっています。その他では、楽天(4755)が取引時間中に年初来高値更新となったものの、その後は売りに押されて終値は下落したのが注目されました。
新興市場(東証マザーズ)では、弁護士ドットコムが一時ストップ高まで買われる爆騰となりましたが、その後は売りに押されて終値は小幅高に止まりました。また、新型コロナウイルスへのワクチン開発で期待が高まるアンジェス(4563)は乱高の末、終値は▲10%超安の急落となっています。
葛西 裕一