1年目の終わりで100万円貯めた人も
最初に、株式会社CyberOwl(サイバーアウル)が運営する、お金に関する情報メディア「マネ会」が、2020年2月に全国の男女1011人(男性:486人、女性:525人)を対象に実施した『社会人1年目の貯金に関するアンケート』の結果をみてみましょう。
社会人1年目から貯金をしていましたか?
男性…「はい」82.7%、「いいえ」17.3%
女性…「はい」91.4%、「いいえ」8.6%
社会人1年目の時点で30万円以上貯金していた人の割合
男性…38.3%
女性…49.9%
年間貯金額としては、10万円以上30万円未満が全体の25%と最も多く、社会人1年目の終わりの時点ですでに100万円以上の貯金があった、という方も全体の8.1%に達しました。なお、男女別に見た場合、貯金額が高額になるにつれて女性の割合が高くなるという傾向が見られたそうです。女性のほうが、堅実に貯めていることがうかがえますね。
「貯金に対する意識」学生時代と比べて変わった?
ところで、「お金を貯める」といえば、大学生の時からアルバイトなどをし、自分自身でお金を稼ぐという経験をしていた人も多いはず。そこから貯金をしていた人もいるはずです。学生と社会人では、貯金に対する意識は違うのでしょうか?
ここで、GMOあおぞらネット銀行が、2020年4月に、大学4年生と社会人1年生1000人(各500人ずつ)に対して行った『大学4年生・社会人1年生1000人の懐事情 マネーに関する調査2020 「貯蓄事情」と「銀行選び」』の結果をみていきましょう。
前述のアンケートと比べると、社会人1年目の平均の貯蓄額が多い傾向がみられます。学生と社会人を比べると、学生は10~30万円に最も多くの回答が集まったのに対し、社会人1年目では、蓄えができている人とできていない人でばらつきが見られるという結果に。
なお、貯金をする理由としては、学生の最多の回答は「旅行資金のため」(33.8%)なのに対し、社会人1年目では「収入が途絶えたときのため」(39.6%)となっています。
社会人になると「いざという時に備えて」という意識が強まるということなのかもしれません。