親のスマホ・パソコン利用時間も考えよう

子供のゲーム時間が長くて困っている親御さんはAさんだけではないでしょう。振り返って親御さん自身がスマホやパソコンを何時間使っているか考えたことはありますか?「隗より始めよ」まず自分の電子機器を使っている時間を見直して、食事のタイミングだけでもいろいろな話をすることをお勧めします。「ゲーム時間を少なくして」と話をしても、反抗期前後の子供は親のいうことを聞いてくれないでしょう。でも、食事の時間に会話が増えれば、少し耳を傾けてくれるかもしれません。

それにプラス「おはよう」「おやすみ」などの基本的なあいさつを積極的に親からしてみましょう。子供がロクに返事をしなくても、です。あいさつは「あなたがそこにいることを、私は認識しているよ」という意思表示です。子供の返事が素っ気なくても、親がムッとした態度をとらないことが次の子供のリアクションにつながります。

リモートワークや休校中は、比較的時間に余裕があります。子供のやっていることに興味を示して、共感するタイミングを作ってみませんか?共通項ができれば、食事の際に話のキッカケにもなります。

【参考】
任天堂「あつまれ どうぶつの森
国立青少年教育振興機構「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)

堀田 馨