驚きの総プレイ時間
Aさんが驚いたのは、起きる時間だけではありません。「あつ森」をプレイするゲーム機にはプレイ時間を見られる機能があります。Aさんの子供が同級生のプレイ時間を見たら200時間を超えていたそうです。3月下旬に発売されたゲームで4月半ばにその数字だったそうですから、1カ月弱で200時間以上、20日間だとしたら1日10時間…そのプレイ時間にも驚きを隠せなかったとのAさん談です。
みんな何時間くらい、ゲームをしているの?
ゲーム時間の調査があります。国立青少年教育振興機構「青少年の体験活動等に関する実態調査(平成26年度調査)」
には、Aさんの子供の学年である中学校1年生を挟んだ小学校6年生と中学校2年生のゲーム時間の調査結果があります。
「テレビゲームやコンピューターゲーム(Wii、PSP、DSなど)をすること」を3時間以上と答えた子供は、下記の通テレビゲームやコンピューターゲームりです。
小学校6年生:14.3%
中学校2年生:10.5%
「中学校になるとゲームをする時間は減っているのね」と思いますが、デバイスがゲーム機からスマホやパソコン・タブレットに移っているだけということが下記の数字を見ると分かります。
携帯電話やスマートフォンを3時間以上利用している子は、どのくらいいるのでしょう?
小学校6年生:7.1%
中学校2年生:21.4%
中学生になるとスマートフォン保有率が増え、そちらでゲームをしたりLINEをしたりしているようです。また、パソコンやタブレット端末(iPadなど)を3時間以上利用している子は、どうなのでしょう?
小学校6年生:6.5%
中学校2年生:12.3%
Aさんも子供に「何時間ならゲームやっていいと思っている?」と聞きました。「1日3時間くらいならいいんじゃない」と返事が返ってきたそうです。Aさんはせいぜい2時間が限界だと考えていました。そもそも親と子供の間で基準の乖離があることがAさん親子の認識の差からも分かります。