定年する際には、退職金を手にする方もいて、ぐっと預貯金の水準が増えるという方もいるでしょう。

では、60代の資産構成を見ていきましょう。

  • 預貯金(定期預金含む):1482万円
  • 生命保険など:500万円
  • 株式・株式投資信託:217万円
  • 貸付信託・金銭信託:11万円
  • 債券・公社債投資信託:67万円

60代の貯蓄全体が2327万円となっています。ここでいう貯蓄とは、預貯金だけではなく、有価証券を含みます。

では、60代の株式や株式投資信託の比率はどの程度でしょうか。

その比率はわずか9%。先ほど見た、米国のトリニティ大学の研究結果と比較すると株式の投資比率が少なすぎるように見えます。

また、債券の比率は債券・公社債投資信託でみても3%程度と、その比率の低さは、話になりません。資産全体の25%以下は投資をしましょうというのがトリニティ・スタディにおける成功確率を上げるためのポイントです。

とはいいながら、貯蓄全体の水準の高さを見るとその水準の高さは、現役世代から比べると羨ましい限りです。

今の60代はお金を運用しなくても逃げ切れるのか

現在の60代の貯蓄は2000万円を超えています。老後には必要という「老後2000万円問題」とは言いながらも、現在の60代は資産運用しなくても逃げ切れることができる可能性もあります。