60代のお金、みんな定年後はいくら資産運用しているの?

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老後のお金をどうするかというのは日本だけではなく、米国でも注目されるテーマです。国内に目を向ければ、金融庁からのレポートで話題となった「老後2000万円問題」からもう1年。

新型コロナウイルスですっかりそうした資産運用の話はすっかり過去のものというという方もいるかと思いますが、今回はあらためて老後のお金について考えてみたいと思います。

今回は総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(二人以上の世帯)―」をもとに、みんながどのくらいの資産をどのように運用しているのかについて見ていきましょう。

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老後にどうお金を使うのか、運用するのかは世界の注目の的

老後のお金の使い方は日本の定年後の高齢者だけではなく、世界中の高齢者の注目の的です。

米国トリニティ大学(Trinity University)の研究者によれば、老後資金として毎年自分の資産を4%ずつ取り崩しながら生活すると最後まで資産が残っているという研究があります(トリニティ・スタディ)。

しかし、これには条件があり、老後も相当の比率を株式(S&P500)で運用するというものです。成功確率を上げようとすると、インフレ調整後でみても、株式比率を75%以上にするのがポイントです。

老後は預貯金を取り崩しながら生活するのではなく、老後も資産運用することが必要だということが分かります。

60代は何にお金を預け、何で資産運用しているのか

60代といえば、すでに定年を迎えている方も多いのではないでしょうか。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。Twitter:SatooshiX