教育費を準備する方法は?

「教育費ってこんなにかかるの?」と驚かれた人もいるのではないでしょうか。子どもの成長はあっという間ですので、進学の節目に困らないためには、早いうちからの準備が大切です。

お金を貯める・増やす

教育資金を用意する主な方法としては、積立貯金と学資保険があるでしょう。学資保険は子どもが生まれてからすぐに始めるのが効果的です。保険料の支払期間が長くなるぶん、1カ月あたりの保険料を安くできるためです。

学資保険には、入学などの節目の時期に合わせてお金を受け取れるタイプや、負担の大きい大学進学に備えるタイプなどがありますが、急な出費で解約すると、解約返戻金が、払込済の保険料を下回ることが多いです。学資保険に加入している場合でも、別途教育費専用の預貯金をしておくとさらに安心でしょう。

また、リスクはあるものの、余裕資金がある場合は、投資でお金を増やすことを検討してもよいかもしれません。つみたてNISAの活用なども視野に入れてみてはいかがでしょうか。国の税制優遇制度で、少額から投資をすることができます。

収入を増やす

出産後はできるだけすみやかに仕事を再開するのが望ましいです。ブランクが長くなるほど社会復帰へのハードルが上がってしまうためです。

専業主婦を希望する人もいるかもしれませんが、子どもを大学まで進学させたいと考える場合は、「出産後の世帯収入」をシミュレーションしてみましょう。産休明けに職場復帰ができる環境があれば、それをぜひ生かせるとよいですね。

また、すき間時間に「ハンドメイド作品をフリマサイトで売る」「クラウドソーシングサイトを利用して副業する」など、特技を生かしてお金を稼ぐのもよい方法です。

節約する

節約の対象として、まず削りやすいのが外食費や交際費かもしれませんね。1回の費用は少なくても、積み重なると意外に大きな金額になることが多いです。ストレスがたまらない範囲で、毎月の上限を決めるのがおすすめです。

生活費から、光熱費や家賃などの固定費や貯蓄に回す教育費を分けて、外食費や交際費に使う金額を「月にいくらまで」などと決めておくと使いすぎません。

固定費の見直しも効果的です。携帯電話や保険の料金プランを変えることで、大きな出費を減らせる可能性があります。