そのような中、日経平均株価は上値を追う展開が続き、終わってみれば高値引けとなりました。取引時間の高値は20,179円(+504円)、安値は19,894円(+220円)となり、値幅(高値と安値の差)は約284円となっています。
なお、TOPIXも同じような値動きで3日ぶりの反発となりましたが、上昇率は日経平均株価を下回りました。
東証マザーズ株価指数は大幅反落、売買代金は3,000億円を超える4年ぶり高水準
東証マザーズの出来高は2億6,396万株、売買代金3,126億円となり、いずれも前日より大幅増加となりました。バイオ株を中心に個人投資家の売り買いが交錯した結果、売買代金は15日連続で1,000億円を超えています。
さらに、3,000億円も上回り、2016年5月18日以来となる約4年ぶりの高水準を記録しました。
ただ、個人投資家の買い意欲が強かった一方で、利益確定売りも相次いだことから、株価指数は▲2%下落となる大幅反落で引けています。なお、終値で800ポイントは維持しました。
住友商事など商社株が急騰、大幅下落が続いたJR株も買い戻される
個別銘柄では、株価指数の寄与度の高い主力大型株は総じて大幅高となり、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)、KDDI(9433)など終値が+3%超高まで買われました。
また、今期(2021年3月期)の配当見通しに関して増配や実質横ばいを相次いで公表した商社株の上昇が目立ち、住友商事(8053)が一時+9%高、三菱商事(8058)が一時+7%弱高、三井物産(8031)が一時+6%超高、伊藤忠商事(8001)が一時+5%超高など、いずれも急騰しています。