まずは、1カ月の支出の記録を取りましょう。何にいくら使ったかを記録して自覚することで、使いすぎにも気づき、自然に支出も抑えられるからです。

とはいえ、住居費や保険料などの固定費は決まっているので、記録が必要なのは主に変動費(食料品・衣服・日用品など)です。今では、スマホの家計簿アプリも充実しています。ノートタイプの家計簿が面倒だという人は、家計簿アプリを利用して使った瞬間に入力する習慣づけをしましょう。

固定費に関しては、一つひとつについて必要か不要なのかを考えます。使っていないサービスの年会費やスマホのオプション料など解約し忘れていないかを確認しましょう。そして、保険などは金額を下げられないかどうかを検討するようにします。

いくら貯金すればいい?

固定費や変動費を見直して支出を抑えたら、収入のどの程度を貯金に回せばいいのでしょうか。

実際にやってみると大変でしょうが、手取りの2割を目安にしてはいかがでしょうか。

毎年2割できなくても、時期により1割や3割の時期があっても構いません。それでも、現役時代のライフイベント(結婚や出産・住宅取得)のために1割、老後資金のために1割を目安に貯めていくようにしましょう。

先取り貯金をする

貯金は長く続けなければ意味がありません。ムリをすると途中で挫折してしまうので、貯金できる習慣を作ることが大切です。なかなか貯金を貯められない人や、もっと貯金を殖やしたい人は、収入から先取り貯金をして、残りで生活費をやりくりするのがコツです。