若年層ほど日用品の「シェア率」が高い傾向

株式会社プラネットが2019年11月に発表した「いい夫婦に関する意識調査」では、同居する配偶者・パートナーがいる2,522人から「夫婦で共用しているもの」について調査をとっています。

ここから見える面白い内容のひとつが、「バスタオル」「シャンプー類」「歯磨き粉」などの日用品や消耗品を、20代の若い世代ほど共用している率が高いという点。例えば「歯磨き粉・洗口液」は、20代での共用率は74.1%と高い比率ですが、40代で58%に減少、60代では42.3%と半分を切ってしまいます。

「歯ブラシ以外はシェアすることに抵抗がないです。夫の洋服を借りることもありますよ」(27歳・Iさん)

「シャンプーは別ブランドを使っています。髪悩みが違いますし、価格も私が使っているもののほうが高いので…一緒に使うのがもったいないんですよね」(43歳・Mさん)

この調査で「配偶者・パートナーであっても共用するのは抵抗がある」と回答した20代女性は36.1%でしたが、40代以降は4割を超し、年齢を重ねるにつれて抵抗感が高まることがみてとれます。もちろん加齢などにより求める使用感や効果に個人差が出るという面もありますが、「ハンドタオル」「爪切り」なども似たような比率となっているのは興味深いところです。

一方、日用品を共用する理由が「家族だから」と答えたのは70代が多かったのに対し、「香り・味の好みが同じだから」と答えたのは20代のほうが多数でした。趣味・嗜好の一致もシェア率に反映されているのかもしれませんね。