小さなころは同じ家で、同じ価値観のもとに育った兄弟も、大人になり、それぞれの家庭を持つことで自分たちの生活と価値観を構築していきます。
お互い生活する環境がまったく別のものになってしまうと、当然価値観も変わってしまう。その価値観が相容れなくなってしまったり、兄弟の仲よりも優先するべきものが増えてしまったりすると、どうしても「別に会う必要ないか」と考えてしまいがち。
それを防ぐには…やはり定期的に会って近況を報告し合うことが重要になります。
まとめ
血をわけた兄弟姉妹の仲が悪くなってしまうのは、切なく悲しいものです。しかし、大人になっても良好な関係を保つには、どうしても「努力」が必要になってくるのも事実。
片方だけが努力しても仕方がありません。大切なのは双方が努力すること。良好な関係を維持するためにいくら自分だけ頑張っても、相手が「仲良くする必要はない」と思っていれば、無駄な努力に終わります。
家族だからこそ付き合い方が難しい。そのことを肝に銘じて、兄弟姉妹の間で「一番居心地のいい関係」を模索していくことも必要です。
大中 千景